WordPressのコピーライトの年号の変更と著作権

賢威8のフッターのコピーライトの表記ブログの開始した年(WordPressをインストールした年)が表示されます。

このブログは2017年に開設したので「2017」と表示されています。

けれど現在の年号が表示されないと、

たつじんwたつじんw

更新していない古いサイトと思われるんじゃ…。

と、少し不安になります。

そこで、フッターのコピーライトの年号をカスタマイズすることにしました。

コピーライトの年号を変更する

ほとんどのテーマも同じかもしれませんが、賢威8のコピーライトのコードは「footer.php」にあります(※子テーマ推奨)。

<small>&copy; <?php echo get_installed_year() . ' ' . get_bloginfo( 'name' ); ?></small>

賢威8だと上記コードがコピーライトの表記のコードなので、この部分を以下のコードに書き換えました。

<small>&copy; <?php echo get_installed_year() . ' ' . date("Y") . ' ' . get_bloginfo( 'name' ); ?></small>

get_installed_year()」はWordPressをインストールした年。

そこで「date(“Y”) . ‘ ‘ .」を追加して現在の年号が表示されるように変更しました。

&copy; 」は©を出力するコード。

コピーライトなどに表記を変更したい場合は「&copy; 」の部分を変更すれば表記を変えられます。

変更後の表示

「ブログ開始年」と「現在の年号」が表示されるようになりました。

これで休眠サイトと思われなくなるかもしれません。

ただ、ついでにコピーライトについて調べてみると賢威8のコピーライトの表記は理にかなっていたことがわかりました。

著作権保護とコピーライトの表記

  • ©(丸の中にC、丸C、マルシー)の記号(symbol ©)
  • 著作権者の氏名 (name of the copyright proprietor)
  • 最初の発行の年 (the year of first publication)

万国著作権条約に基づく著作権表示には©の記号(コピーライト)、著作者の指名、最初の発行の年の表記が必要らしいです。( フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「著作権の表示」)

著作者の指名のところはサイト名でいいのか不明ですが、おそらくサイト名でいいのだとは思います。

万国著作権条約に基づく著作権表示を踏まえてもう1度賢威8のコピーライトの表記を見てみると©、「サイト開設の年」、「サイト名」が表示されています。

たつじんwたつじんw

さすが賢威…。

と思ったけれど、現在は著作権の保護に著作権の表示が不要な無方式主義が一般的。

一切の著作権表示なしで著作権が保護されるようで、著作権の表示は不要のようです。

それなら「コピーライトの表記はいらないんじゃないか?」とは思いますが、一定の法的効果もあるようです。

法的効果

著作権の存在を知らず、パブリックドメインと信じた者が「善意の第三者」に当たらなくなる効果はあるようです。(※著作権を明示していれば著作権がないと信じた人に対して著作権を主張できる)。

確かに著作権が明示されていれば、著作権があると普通は気づくはずです。

著作権と利用者に公平な効果だと思います。

ということで、コピーライトの表記は現在も重要らしいです。

そこで、現在他のブログでも使用しているWordPressテーマの著作権表記を見てみようと思います。

他のテーマのコピーライトの表記

賢威8の前に使っていたテーマの「賢威7」。

賢威7は開始の年ではなく、現在の年が表記されています。

そして、賢威8ではなくなった「All rights reserved」の表記もようです。

「All rights reserved」も著作権の保護を受けるための「著作権表示」でありますが、現在は無方式主義が一般化なので、一切の著作権表示なしで著作権が保護されます。

そのため、「All rights reserved」は現在では意味がないそうです。

賢威8と賢威7でここまでコピーライトの表記が変わったのは日本(あるいは世界)において著作権保護に関する認識が変わったのか、賢威開発陣の認識が変わったのかはわかりません。

けれど、現在の賢威は著作権保護に関する世界の動向に沿っていると感じます。

次は、他のブログでお世話になっている「Cocoonテーマ」。

Cocoonはテーマの設定でコピーライトの表記が選べます。

デフォルトの表記はどうだったのか今となっては不明ですが、テーマの設定で好きな表記に変更できるのは便利だと思います。

最後に現在使ってはいませんが、使いたいと思っているWordPress公式のテーマ「Twenty Twenty One」。

フッターには「サイト名」と、みなさん消したがる「Proudly powered by WordPress」の表記しかありません。

ただ、公式テーマはカスタマイズすることが前提のテーマだと思うのでこれで十分な気がします。

最近公式のテーマは全く使っていなかったのですが、 「Twenty Twenty One」に興味があるのはユーザー(サイト訪問者)がダークモードのON・OFFを選べること。

LINEもTwitterもfeedly、その他のアプリもダークモードを使っています。

けれど自分のブログは白ベース。

目の疲れにくい背景に変えた方がいい気もしますし、最近黒ベースのサイトが増えてきた気がします。

ただ、ほとんどのサイトが今まで白がベースでした。

白ベースのサイトを見慣れているので、黒だと読みにくいと思う人もいるかもしれません。

そこでダークモードの切り替えボタンが実装されている 公式の「Twenty Twenty One」に魅力を感じます。

自分で実装するのは大変そうなので…。

まとめ

賢威8のコピーライトの表記の年号はサイト開設の年が表示されます。

昔の年号の表示だけだと「休眠サイト」と思われないか不安でした。

けれど調べてみると著作権保護に必要な要件に沿っている表記だとわかり、驚かされました。

ただ、やはり休眠サイトと思われないか心配もあるので「サイト開設年+現在の年」の表記でしばらく行こうと思います。

参考サイト:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「著作権の表示

今日のたつじんへwの一歩

たつじんwたつじんw

フッターのコピーライトの表記をなにげなく変更しようとしましたが、実は意外と大事な部分なんだとわかりました。

ただ、自分のブログに著作権を保護するほどの物はない気もします。

と思いましたが以前、iPhoneの画像を無断転載されたことを思い出しました。

やはり、こんな低レベルなサイトでもコピーライトの表記は大事かもしれません(笑)