
アイキャッチ画像に特に意味はありません(笑)。
ただ賢威ユーザーには、今回のバージョンアップはわりかし嬉しいバージョンアップだったかもしれません。
賢威7は先日ver 7.1.0.3にバージョンアップしましたが、今回のバージョンアップで関連記事の抜粋記事の有無と並び順を自由に変更できるようになったようです。
賢威7の関連記事を抜粋表示させる
賢威7のver 7.1.0.3では記事の投稿画面の関連記事に関する項目で「記事の抜粋を表示する」か選択できるようになりました。
「記事の抜粋を表示する」にチェックを入れると、このように記事の抜粋が関連記事でも表示されるようになります。
抜粋記事の文字数を変更する
function custom_excerpt_length( $length ) {
return 200;
}
add_filter( 'excerpt_length', 'custom_excerpt_length', 999 );
functions.phpに上記コードを記述すると、抜粋記事の文字数を変更することができます。
「return 200]の部分で抜粋記事の文字数を指定します。
今回は違いが分かりやすいように200文字に設定してみました。
やはり200字は多いかもしれません(笑)。
けれどfunctions.phpに上記コードを追加するだけで簡単に抜粋記事の文字数を変更できるので、デフォルトの文字数から変更したい場合、すぐに文字数を変えることができます。
ただこの方法だと関連記事だけでなくカテゴリ一覧のように、他の一覧記事でも抜粋記事の文字数が変更されてしまいます。
関連記事に抜粋記事を表示させる場合の問題点
このブログでは関連記事を横2列に表示するようにカスタマイズしています。
けれど抜粋記事を表示させようとすると横2列表示ではなく、横1列のデフォルトの表示に戻ってしまいます。
横2列表示は思っていたより見にくいと感じていたので、横2列表示が解除されてしまう点はそれほど気になりません。
ただ、もう1つ現状では抜粋記事を表示させると大きな問題が生じます。
「記事の抜粋を表示する」にチェックを入れても、記事を更新しなければ反映されないはずです。
けれど記事を更新しなくても、「記事の抜粋を表示する」にチェックをいれただけで記事を更新した扱いになるようで、関連記事の抜粋記事が表示されるようになってしまいます。
抜粋記事の表示をテストしたけれど抜粋記事を表示させたくないと思った場合、「記事の抜粋を表示する」のチェックを外して記事を更新しないといけない手間がかかります。
今後のバージョンアップで解消されると思いますが、現状抜粋記事を表示させたくない人には面倒な仕様になっています。
関連記事の並び順を変更する
ver7.1.0.3では関連記事の抜粋記事を表示させることができるようになっただけでなく、関連記事の並び順も設定できるようになったようです。
/**
関連記事の並び順を変更する
設定可能な文字列は下記の通り ※下記にない場合は "date": 日付順
'none' - 順序をつけない(バージョン 2.8 以降で使用可能)。
'ID' - 投稿 ID で並び替える。大文字に注意。
'author' - 著者で並び替える。
'title' - タイトルで並び替える。
'date' - 日付で並び替える。
'modified' - 更新日で並び替える。
'parent' - 投稿/固定ページの親ID順。
'rand' - ランダムで並び替える。
'comment_count' - コメント数で並び替える(バージョン 2.9 以降で使用可能)。
*/
/**
関連記事の並び順の 昇順・降順 を設定する
設定可能な文字列は下記のとおり ※下記にない場合は "DESC": 降順
'DESC': 降順
'ASC': 昇順
※ 関連記事並び順の設定が 'rand' の場合は無視(というかわからない)
*/
賢威のサポートページを見てみると、「タイトル」「日付」「コメント数」を降順・昇順に並び替えたり、「ランダム」に関連記事を表示させることができるようです。
実際に並び順を変更してみる
// 関連記事の表示を日付で並び替える場合 ここから//
add_filter( "keni_relation_link_orderby", "set_keni_relation_link_orderby", 10, 1 );
function set_keni_relation_link_orderby( $orderby ) {
return "date";
}
// 関連記事の表示を日付で並び替える場合 ここまで//
// 関連記事の表示を昇順にする ここから//
add_filter( "keni_relation_link_order", "set_keni_relation_link_order", 10, 1 );
function set_keni_relation_link_order() {
return "ASC";
}
// 関連記事の表示を昇順にする ここまで//
「return”○○”」の○○を変更することで、自由に並び順を変更することができるようです。
fnctions.phpに上記コードを追加し、今回は日付の昇順で表示させてみました。
おそらく自分にしかわからないと思いますが、iPhoneのカテゴリーの記事が日付の古い順に並んでいます。
// 関連記事の表示をタイトルで並び替える場合 ここから//
add_filter( "keni_relation_link_orderby", "set_keni_relation_link_orderby", 10, 1 );
function set_keni_relation_link_orderby( $orderby ) {
return "title";
}
// 関連記事の表示をタイトルで並び替える場合 ここまで//
// 関連記事の表示を昇順にする ここから//
add_filter( "keni_relation_link_order", "set_keni_relation_link_order", 10, 1 );
function set_keni_relation_link_order() {
return "ASC";
}
// 関連記事の表示を昇順にする ここまで//
今度は関連記事が記事タイトルのあいうえお順で並ぶようにしてみました。
日本語だと「アドクイック」「クローム」「EWWW(読めない 笑)」「エイチティーエムエル」となり昇順ではありませんが、アルファベットだとAからはじまり昇順になっています。
並び順を変更できるようになったことから生じる問題点
関連記事の並び順を自由に設定することができるようになりましたが、抜粋記事と同様1つだけ問題があるかもしれません。
設定可能な文字列は下記の通り ※下記にない場合は "date": 日付順
と書かれているように「下記にない場合=設定していない場合」には関連記事が日付の降順で表示されるようです(新しい順)。
これでは関連記事というよりも、カテゴリ別の新着記事を表示しているのと変わらないと思います。
// 関連記事の表示をランダムにする場合 ここから//
add_filter( "keni_relation_link_orderby", "set_keni_relation_link_orderby", 10, 1 );
function set_keni_relation_link_orderby( $orderby ) {
return "rand";
}
// 関連記事の表示をランダムにする場合 ここまで//
そこで「rand」でランダム表示に設定しないと、関連記事がランダムに表示されません。
URLを指定して表示する関連記事を指定しない場合、同じカテゴリの記事をランダムに表示させたいと思う人が多いと思います。
デフォルトでは日付の昇順で表示されてしまうため、ランダム表示させてい人は少し手間がかかるようになったと思います。
まとめ
関連記事の並び順を変更できるようになったのは嬉しいことですが、デフォルトだと日付の新しい順に並んでしまいます。
新着記事も読んでもらいたいと思いますが、同じように古い記事も読んでもらいたいと思う人が多いと思います。
ランダムに設定しないといけないのは少し手間がかかるかもしれませんが、抜粋記事も含め関連記事をカスタマイズできるようになったのは良かったと思います。
今回は関連記事の抜粋記事に関することと、並び順の変更について書きましたが、関連記事の表示記事数の変更方法はこちらの記事に書いています。
今日のたつじんへの一歩

賢威のサポートページでは触れられていませんが、今回のバージョンアップで「引用セット」の不具合が解消されていました。
次回のバージョンアップを期待できるので、何かしら不具合があった方がいいのかもしれません(笑)